あの頃の広告には、愛があったな。

「1980年代~」の記事一覧

恋を何年、休んでますか。

恋を何年休んでますか

色気のない生活を送っていたOLや奥様にとって、 この問いかけは、かなり刺激的というか、挑発でもある。 いや、気づきか? 伊勢丹には、街に出て、デートに着て、 あなたが素敵に映える服がズラリと揃っていますよ…と、 このワン・・・

父は1日に1度だけ甘い時間を残した。

父は1日に1度だけ甘い時間を残した。

それはスィーツではなく、ジャム。父は無口だが、 一度だけ褒めてくれた…みたいに、ムカシの男は、 無駄に甘いものを口にしなかったようだ。だから、唯一父が口にした ジャムが、とても特別な存在のように際立っています。 一文のな・・・

東京、カッペね。大阪、イモね。

かなりエッジの効いたコピーです。挑戦的ですらあります。 日本の2大都市を相手にケンカを売るという、面白い切り口が鮮烈でした。 岡田屋はそんなに大手ではないので、予算も少なめ。そこを戦略的に、 横浜の位置をよく理解した上で・・・

少女は無口になった。夏の終わりだった。

岩崎俊一は、ボディーコピーの名手でもある。この人のポリシーに コピーは、作るものではなく、見つけるもの。というのがある。 なにを観察してみつけるのか、そこが気になるが、まぎれもなく、 人の心を観察している。なので、名手な・・・

想像力と数百円

想像力と数百円

文庫本の宣伝って、新潮社が初めてじゃないだろうか。 出版系って、広告業界を少し見下していた感がありますから… 当時の文庫本の値段は、せいぜい500~600円くらい。で、 あと想像力があれば、世界の果てまで出かけられる。 ・・・

すこし愛して、なが~く愛して。

すこし愛して、ながく愛して。

愛の総量は決まっているかのようだ。だから、愛は 大晦日に食べる蕎麦のように、細く永く生きられますようにと同じく 小出しにする?いや、そうではなく、永遠に愛が続きますようにと、 しとやかな女性の真心が伝わる素敵な仕上がりと・・・

ウイスキーも音楽もなかったら、心がグジャグジャになるなあ。

想像力と数百円

酒と音楽を愛する人は多い。しかし、このふたつは、 生きてゆく必需品からかぞえると、きっと下位に位置するであろう。 これが或る人にとって、実は最優先されるものなのだ。 だって心の時代だもの。これはいまも通用します。

時代なんかパッと変わる。

明治維新から敗戦、バブル崩壊、そして震災と、 私たち日本人は、価値観がガラッと変わるような時代を経験しています。 世の総てのものごと、事象は永遠ではなく、必ず変化するもの… このコピーは、日本がバブルの絶頂期に、鬼才・秋・・・

都会で、ボケーション。

都会で、ボケーション。

世の中はバブル景気。こんな時代に、広告の雄・サントリーが 放った広告がコレ。程よい力の抜け具合が、評判になりました。 巷はカクテルブームで、新製品で溢れていました。 が、このコピーは、ボケッと…と、バケーションを掛け合わ・・・

贈る者は、汗をかけ

贈る者は、汗をかけ

ボディコピーでは、「贈ることは力仕事である」と定義を行う。 そして、技巧と力を尽くして、贈り物をしてくださいと訴える。 ビジュアルには異国の森林を使用。 よくよく目をこらせば、贈り物の鶏をしっかり抱えた 異民族風の男が中・・・

サブコンテンツ

このページの先頭へ