あの頃の広告には、愛があったな。

あの名作コピーを、もう一度

広告は、時代の空気です。

その構成比は、景気であり、みんなの気分であり、文化指数も含まれているようです。

それを察知し、いち早く表現するのは、広告の特性であり、最も得意とするところです。 不況が叫ばれて久しい日本ですが、 かつてわたしたちの国が潤っていた頃、 広告がとびっきり元気な時代がありました。

それは、現在の広告が劣っているという訳ではありません。

広告は、いわばナマモノ。表現やその手法も刻一刻と変化し続けるものです。 しかし、振り返れば、70年代、80年代の日本にはすばらしくパワフルな広告たちが、 きら星のごとく輝いていました。

広告って、流れ星です。輝いて、そして消えてゆく…

しかし、それらを歴史に埋もれさせてしまうのは、何とも惜しいこと。

こうした想いが原動力となり、このサイトは生まれました。

当時の広告のことに想いを馳せながら、 心に残るキャッチコピーを独断と偏見でセレクトしてみました。

広告のレビューや感想も掲載しています。ご堪能いただければ幸いです。

最新情報

2015年11月3日
1970年代~
モーレツからビューティフルへ
当時、電通のプロデューサーだった藤岡和賀夫さんのコピー。 というよりメッセージと表した方が的確か? 東京オリンピック、万博と、 日本全体が高度成長をひた走ったが、その転換、反省を示した代表的なメッセージ。 例えば、都市集・・・
2014年9月11日
1980年代~
恋が着せ、愛が脱がせる。
まるで、名作映画のようなコピーとでも表現しましょうか、 上手すぎますね。 恋をすると、誰もお洒落度が増します。そんなときは、伊勢丹でどうぞ、と。 で、愛が脱がせる。で、ハッとする衝撃。 言葉の力が強いですね。 眞木準さん・・・
2014年9月2日
1990年代~
多くの夢は、かなえられた瞬間に失われる。
一行で語られるストーリーというものがある。秋山晶というコピーライターは、 他の文学に負けず劣らぬ先鋭の表現を、コピーに賭けたフシがあります。 ボディコピーを読むと、アメリカの作家であるトルーマン・カポーティが登場しますが・・・
2014年4月14日
1980年代~
ケンカをやめた。だから、もう負けない。
自分の世界をもっている人って強いです。ファッションも然り。 みんなと同じ格好、横並び。こういうのってケンカっていうか、 競争意識が芽生えます。 パルコには、個性の数だけファッションアイテムが揃っていますよ、 という呼びか・・・
2014年4月2日
1980年代~
ビールは人生の一部をスローモーションにしてくれる。
なるほど、と思うコピーです。アルコールが入るとこんな感じですね。 ビールを注いでひと息つくと、日頃の忙しさや煩わしさを忘れ、 やがて優雅なときが訪れることがある。ちょっとした贅沢な時間。 確かに、そんなひとときってスロー・・・

モーレツからビューティフルへ

眞木準さんの名作コピー

当時、電通のプロデューサーだった藤岡和賀夫さんのコピー。 というよりメッセージと表した方が的確か? 東京オリンピック、万博と、 日本全体が高度成長をひた走ったが、その転換、反省を示した代表的なメッセージ。 例えば、都市集・・・

恋が着せ、愛が脱がせる。

眞木準さんの名作コピー

まるで、名作映画のようなコピーとでも表現しましょうか、 上手すぎますね。 恋をすると、誰もお洒落度が増します。そんなときは、伊勢丹でどうぞ、と。 で、愛が脱がせる。で、ハッとする衝撃。 言葉の力が強いですね。 眞木準さん・・・

多くの夢は、かなえられた瞬間に失われる。

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一行で語られるストーリーというものがある。秋山晶というコピーライターは、 他の文学に負けず劣らぬ先鋭の表現を、コピーに賭けたフシがあります。 ボディコピーを読むと、アメリカの作家であるトルーマン・カポーティが登場しますが・・・

ケンカをやめた。だから、もう負けない。

自分の世界をもっている人って強いです。ファッションも然り。 みんなと同じ格好、横並び。こういうのってケンカっていうか、 競争意識が芽生えます。 パルコには、個性の数だけファッションアイテムが揃っていますよ、 という呼びか・・・

ビールは人生の一部をスローモーションにしてくれる。

ビールは人生の一部をスローモーションにしてくれる

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カッコイイとは、こういうことさ。

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主人公の姿が豚というのがミソである。飛ばない豚はただの豚だ、 というだけあって只の豚では当然ない訳で、腕に覚えの飛行機乗り。 舞台はアドリア海。時代は第一時世界大戦後の混乱期。 どこにも属さないフリーの飛行機乗りの主人公・・・

人の半分は後姿です。

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言い得て妙のコピーです。鏡の前で真剣にチェックするあなた。 前姿ばかり気にしていませんか? オシャレの神髄は、 実は後ろ姿にあるのかも知れませんね? あの有名なコピー、 でっかいどお。北海道。も彼の作品。 駄洒落も本気で・・・

香りは、女の、キャッチフレーズ

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肩のチカラをぬくと、夏

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先頃、あのお馴染みのチェック柄の袋を一新した伊勢丹。 現在でも、いちいちやることが洒落ています。 上のコピーも、当時、伊勢丹が発信した、新しい生活スタイルの提案でした。 ファッションではなく、まず生き方。 これを、簡単な・・・

一瞬も 一生も 美しく。

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女性の、かくも欲張りな美の追求が、いま美しくであり、 死ぬまで美しくありたいということ。 女性のコピーライターならではの視点が、 資生堂という企業の姿勢を代弁しています。 まやかしのない美しさって、きっとそういうものだと・・・

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