あの頃の広告には、愛があったな。

「1980年代~」の記事一覧

恋が着せ、愛が脱がせる。

眞木準さんの名作コピー

まるで、名作映画のようなコピーとでも表現しましょうか、 上手すぎますね。 恋をすると、誰もお洒落度が増します。そんなときは、伊勢丹でどうぞ、と。 で、愛が脱がせる。で、ハッとする衝撃。 言葉の力が強いですね。 眞木準さん・・・

ケンカをやめた。だから、もう負けない。

自分の世界をもっている人って強いです。ファッションも然り。 みんなと同じ格好、横並び。こういうのってケンカっていうか、 競争意識が芽生えます。 パルコには、個性の数だけファッションアイテムが揃っていますよ、 という呼びか・・・

ビールは人生の一部をスローモーションにしてくれる。

ビールは人生の一部をスローモーションにしてくれる

なるほど、と思うコピーです。アルコールが入るとこんな感じですね。 ビールを注いでひと息つくと、日頃の忙しさや煩わしさを忘れ、 やがて優雅なときが訪れることがある。ちょっとした贅沢な時間。 確かに、そんなひとときってスロー・・・

香りは、女の、キャッチフレーズ

香りは、女の、キャッチフレーズ

当時のインウイのTVCMは、化粧品というより、完全にアートでした。 彫刻が動く、絵画から抜け出したようなメイクの女性。 背後にバロック音楽が流れ、リアリティを払拭した世界が描かれます。 インウイシリーズは、資生堂が満を持・・・

肩のチカラをぬくと、夏

肩のチカラを抜くと、夏

先頃、あのお馴染みのチェック柄の袋を一新した伊勢丹。 現在でも、いちいちやることが洒落ています。 上のコピーも、当時、伊勢丹が発信した、新しい生活スタイルの提案でした。 ファッションではなく、まず生き方。 これを、簡単な・・・

このへんないきものはまだ日本にいるのです。たぶん。

このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。

有名な「忘れものを、届けにきました」というキャッチフレーズは、 併映された『火垂るの墓』と共通に使われたらしい。 トトロをへんないきものって言ってしまうところに、親近感を覚えます。 まだ日本にいるのです。たぶん。の箇所に・・・

人間が本当に孤独を感じるのは、群衆の中だ。

120マイルを過ぎると、エンジンの音だけでは寂しすぎる。

秋山晶さんは、コピーは「小説に勝てるか。写真は映像に勝てるか。」を標榜していたという。 写真は、ネオンをバックに、襟を立てた男がうつむいている。 確かに、このフレーズと写真のみで、すでに物語である。 主人公の過去も語られ・・・

好きだから、あげる。

丸井の大きな包装紙に自らをくるんで、こう言う。 「好きだから、あげる」…その真っ直ぐな心意気に、 とても好感がもてました。義理ではない。いろいろ理由付けをしない、 アレコレ付け加えない、とにかく好きだから、私の総てを あ・・・

トースト娘ができあがる。

トースト娘ができあがる。

なんというか、そのままで、過不足なくキメたコピーです。 確か、ビジュアルはビキニ姿の美しい小麦色のモデルさん。 ただそれだけのシンプルさのなかに、見る人をワクワク、ソワソワさせる技が潜んでいました。 肝は、トースト娘でし・・・

男は先に死ぬ。

当時、すでに渋谷109はありましたが、パルコの方が元気でしたね。 特に女性ファッションは、彼女たちの生き方を表現する手段として、 更に加速していたのでしょう。で、男は先に死ぬ。そうだろうなぁ、 と思いました。なんせ、ター・・・

サブコンテンツ

このページの先頭へ